ギャラリーMADOにて開催されている「フランスの紙展」に行ってきました。場所は初上陸の西荻窪。ある朝吉祥寺新聞を読んでてこの展があっていることを知り、居てもたってもいられず次の日には早速西荻窪へと出掛けてました。普段はニッチ系趣味を持つヒキコモリですが、こういうときの俊敏さといったらない。と思っています。
展自体はこじんまりとした会場でしたが品揃えは大変充実しておりました。フランスアンティークの紙ものを中心に、スタンプや雑貨、ブローチなどのちょっとしたアクセサリーまで。ひとつひとつ吟味、オーナーさんに商品について質問をしたりして。(昔は超絶にシャイだったので知らない人に話し掛けることが出来なかった..けど今は出来る。大人になったなぁ。)
会計のときにオーナーさんに「紙が好きなんですか?」と聞かれて、満面の笑みで「はいっ」と答えてしまったけど、帰りの電車の中でよくよく考えてみると、私は紙が好きなのもあるけど、その時代(と経過してきた時間の流れ)に文房具というものを通して触れることが好きなんだな、と思いました。
紙は焼けて変色する。折れ目もつく。完璧な状態でないもの、むしろやや朽ちてきたものを高値で買う。それに魅力を感じない人からこの行為は理解し難いはず。だけど私はむしろそれが良くて、その時代に流行ったデザインや芸術様式が取り入れられた紙、もっと具体的に言うとレターパッド、蔵書表、ペンやペン先やインク、ラベルに箱に、執拗な愛情を注いでしまうのです。愛でる、ことが好き。それを見てニヤニヤすることが好きなんです。ええ根暗ですけども。
もっと言うと、それを材料としてまた作り替えることが好き。再構築。例えば手紙に、例えばなんでもない自己満足のためのコラージュ。基本ひとりあそびの道具。
あとエネルギーのような気もする。定期的にチャージしないとならないもののひとつ。「はぁああぁ...あなたがたはきれいね」みたいなものがないと生きられないじゃないですか。
そんな感じで、今回もほくほくと、数種類の紙やラベルを連れて帰ってきました。
収穫の多い西荻窪からの帰り道、新宿のヨドバシでスマブラ(とコントローラー)を手に入れますた!忙しくてWii開封すらしてなかったんですが、これを機にセットアップ。スマブラ楽しい〜。